坂本龍一 『Ryuichi Sakamoto Playing the Piano 2009』 来年、通算45枚目(site sakamotoのディスコグラフイー参照)のソロアルバム『out of noise』を発表する坂本龍一の全国21カ所ツアーの詳細が今月発表された。少し遅くなってしまったけれどツアーチケットの先行予約も済み、2005年のツアー以来のツアーを楽しみに記事にしてみます。
前回は『/04』、『/05』と2枚のソロアルバムをもとにしたソロピアノ演奏でした。ステージには2台のピアノが置かれ、そのうち1台は自身の演奏データを再現できるMIDIピアノで教授自身との二重奏を聴かせてくれました。このときのライブは『PLAYING THE PIANO/05』としてDVDになっています。なかでも「Riot in Lagos~+33~Happyend」とつながるあたりの二重奏が刺激的でした。中でも『FrontLine』(自身のソロシングル)『BGM』(YMO)に収録されていた「Happyend」がこの『/05』のピアノでのアレンジになってメロディの持っていた退廃的な雰囲気がいい形で表現されたような気がします。
教授といえば、明日元旦深夜にかけてNHK FMで近年恒例の「坂本龍一ニューイヤースペシャル」がオンエアーされます。番組内容は彼の音楽的なルーツを紹介していくものですが、今回はJAZZから受けた影響についてゲストに山下洋輔さんを迎えてピアノを演奏しながらその影響について語るもよう。 "坂本龍一ニューイヤー・スペシャル" NHK FM